こだわりをご紹介①
着物の保管サービス・お預かりサービスは数多くあり、それぞれのサービスに違った特徴や強みがありますよね。他のサービスと比較検討する際にぜひ注目していただきたい、着物サポートあゆみのこだわりポイントをご紹介します。
着物サポートあゆみのこだわりポイントはこちらの4点です。
- 桐箱とたとう紙を使った保管
- 着物の畳み方は本畳+2つ折り
- タイミングと天候を見極めて実施する虫干し
- お客様の選択を尊重するための「保管専門」
それぞれのこだわりについて、記事を分けて詳しく説明していきます。今回は1点目、桐箱とたとう紙を使った保管についてご紹介していきます。
桐箱とたとう紙を使った保管
着物の保管といえば、桐たんすや桐箱を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。桐は着物とたいへん相性の良い材質であり、桐たんすや桐箱を使っての保管には多くのメリットがあります。
なお着物サポートあゆみでは、多くのお客様の着物をお預かりしますので、におい・汚れなど他のお客様の着物からのトラブルを避けるため、桐たんすではなく確実に空間を分けることのできる桐箱を採用しています。
桐箱で着物を保管するメリット
桐は木材の中でも下記のような特徴から、着物の保管に適しています。
- 優れた調湿作用
- 空気の湿度が高いと水分を吸収して膨張、湿度が低いと水分を放出して収縮するので、箱内部の湿度変化を緩和します。
- 熱伝導率が低く熱を伝えにくい
- 桐は多くの空気を含んでいるため熱伝導率が低く、箱内部の温度変化を緩和します。
- 防虫作用
- 桐の抽出成分や香りには、虫を寄せ付けにくくする効果があります。
防虫作用に関しては、あくまでも寄せ付けにくい、という程度の作用なので、着物サポートあゆみでは桐箱内に防虫剤を入れて虫害を防いでいます。
たとう紙の役割
着物を保管する際に包むたとう紙にも、大切な役割があります。
- 湿度の調整
- 着物にこもった余分な湿気を吸収し、湿度変化を緩和します。
- ほこりや摩擦から守る
- 包んで保管することで、着物どうしを触れさせず、生地や染色、刺繍を保護します。
- 畳んだ状態を安定させる
- 折り目の崩れや収納時の圧迫による乱れを軽減します。
たとう紙は着物に直接触れるものであり、外からのリスクに対する最後の砦。湿度を安定させることを重要視する着物サポートあゆみでは、調湿作用を最大限に高めるため、和紙製のたとう紙を使用しています。
無酸素パックは使わない理由
他のサービスと比較検討いただく中で、「無酸素状態」のパックに着物を保管するサービス等を目にされることもあったのではないでしょうか。
理論として考えると、着物の保管におけるトラブルを防止できる素敵な技術だと私も思います。事業者目線では、湿気を遮断しているので虫干し(着物の日常のお手入れ)が不要という点で、事業としてのメリットも大きいなと感じます。
しかしながら、着物サポートあゆみでは無酸素パックは使いません。
感覚的なお話になりますが、大切なもの、想いのつまったものが、ビニールのようなものをまとって、棚に積まれたり段ボールに詰められてずっと保管されている、というのは、なんだか気持ちが良くないなと思ったのです。それが環境として適切であったとしても、カビ・シミなどのトラブルから守れたとしても。
また虫干しが不要なら、そのぶん人件費を抑えられるので、価格を下げることができます。しかし、虫干しは着物の風通しだけではなく、着物の健康診断のような側面もあると思っています。変わりはないですか、姿勢はつらくないですか、そんな風に着物と対話できる時間なのではないかと。
技術で変化を止めるのは魅力的ですが、それ以上の気配りと温かみを感じられるサービスにしたいという想いから、桐箱+たとう紙で保管をし定期的に虫干しも行う、という選択をしました。
おわりに
着物の保管サービスを検討されるうえで、価格は重要な指標だと思います。しかし、着物はお客様ご自身はもちろんのこと、時にご家族の想いのこもったものも多いと考えています。
だからこそ着物サポートあゆみでは、ただ効率よく保管するのではなく、お客様のお手元にあった時と変わらない気持ちで、一枚一枚の着物と向き合うことを大切にしています。
桐箱とたとう紙を使った保管は、その想いを形にした方法のひとつです。大切な着物を、ただ預かるのではなく、次に袖を通す日まで心を込めてお守りする。そのために、着物サポートあゆみではこちらの保管方法を選んでいます。
次回は「着物の畳み方は本畳+2つ折り」についてご紹介します。実は、保管方法だけでなく畳み方にも着物サポートあゆみのこだわりがあります。ぜひあわせてご覧ください。