こだわりをご紹介③

着物サポートあゆみの保管サービスにおけるこだわりについて、引き続きご紹介していきます。

着物サポートあゆみのこだわり
  • 桐箱とたとう紙を使った保管
  • 着物の畳み方は本畳み+2つ折り
  • タイミングと天候を見極めて実施する虫干し
  • お客様の選択を尊重するための「保管専門」

今回は第3回として、「タイミングと天候を見極めて実施する虫干し」についてご紹介したいと思います。

タイミングと天候を見極めて実施する虫干し

着物サポートあゆみでは、桐箱とたとう紙を使った昔ながらの方法で着物をお預かりしています。桐箱と和紙製のたとう紙、さらに保管室の空調も使い、湿度をコントロールしていますが、着物の繊維内に湿気が溜まるのを完全に防ぐことは難しいです。

そのため、1年間に数回の「虫干し」を行うことで、繊維内に溜まった湿気を逃がし、着物をカビや虫害から守って健康な状態を維持できるようにします。

虫干しとは

虫干しとは、着物を室内で広げて干して、風通しを行うことで、保管中に溜まった湿気を逃がして乾燥させるお手入れです。保管中に湿度をコントロールしていても、繊維の中にはどうしても湿気が溜まるもの。その湿気を逃がして、着物に新しい空気をまとわせます。

虫干しのタイミング

虫干しは湿気を逃がすためのお手入れなので、実施する際の環境は重要です。じめじめとした天候の日に虫干しをしたのでは逆効果になります。

着物サポートあゆみでは、前後の日の天候も加味して、湿度が低く着物のお手入れに適した日を選定して虫干しを行います。また、虫干しの時期は、特に湿度が高い梅雨が明けたタイミングに1度と、空気が乾燥している秋~冬頃を狙って1~2度、1年間で数回の実施となります。

建物の空気を設計してきた経験から、着物に負担なく虫干しのお手入れ効果を最大限発揮できる天候を見極めて実施します。

着物の状態も確認

虫干しの際には、保管中に浮き上がった汚れ等のトラブルが無いか確認を行い、カルテを作成します。虫干しはただ湿気を逃がすために干すだけではなく、着物を広げて状態を確認する健康診断としても位置付けて考えています。

お客様が次に袖を通す時にも安心して着用が出来るように、定期的な虫干しと状態確認で支えます。

湿度を完全にブロックする保管技術も生まれていますが、状態確認でトラブルを早期発見することと定期的な畳みなおしによるシワの防止で、安心して着用できる状態、美しい着姿を作れる状態を、常に維持する事を大切にしています。なので、桐箱とたとう紙を使った昔ながらの保管で、定期的に虫干しも実施します。

おわりに

虫干しは、湿気を逃がして着物を健やかな状態に保つためのお手入れです。しかし着物サポートあゆみでは、それだけではなく、着物の状態を確認し、小さな変化に気付くための大切な機会だと考えています。

お預かりした着物は、箱にしまったまま時間が過ぎるものではなく、定期的に広げ、風を通し、状態を確認しながら、お客様に代わって見守っていく。そんな気持ちでお預かりしています。

着物は適切に保管していても、年月とともに少しずつ変化していくものです。だからこそ、技術だけに頼るのではなく、人の目と手をかけながら、その変化に寄り添っていきたいと考えています。

次回は、着物サポートあゆみのこだわりの4つ目、「お客様の選択を尊重するための保管専門」についてご紹介します。なぜ専門で保管サービスをしているのか、その理由や想いをお伝えしたいと思います。ぜひご覧ください。

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